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  • 2016.09.07 情報

    糖尿病とは PRAT2

    こんにちは。
    パーソナルトレーニングジム REN 三軒茶屋です。

     

    今回も引き続き、テーマは「糖尿病」です。
    さて、糖尿病の自覚症状は進行しないとほとんど表れないといわれますが、下記のような症状がある場合は、注意が必要かもしれません。

     

    【糖尿病の典型的な自覚症状】
    □喉が渇く
    □頻尿
    □空腹が激しくなる
    □急激に体重が減少する
    □強い疲労感を感じる

     

    もしも、これらの自覚症状がある場合は、1度病院などで検診を受けることをおすすめします。

     

    では、実際に糖尿病の有無を知るためには、どうすればよいのでしょうか?
    糖尿病であるのか、そうでないのかを判断するためには、まず「血糖値」を測定し、把握する必要があります。

     

    ◎血糖値って?

    血糖値とは、血液中に含まれるブドウ糖の濃度のこと。
    通常、食事(炭水化物)を摂り、糖(ブドウ糖)が吸収されると、食前よりも食後の血糖値が高くなります。
    血糖値が上昇すると、それを調節する役目のあるインスリンが分泌されます。糖尿病などで、インスリンが不足、もしくは効かない場合は、血液中にブドウ糖が溢れ「高血糖」になりますが、逆にインスリンが過剰に出過ぎる場合は「低血糖」になり、いずれにせよ、血糖の異常な増減は体に悪影響をもたらします
    血糖の検査は、高血糖の疾患である糖尿病の有無やその治療・管理の指標として大切なのです。

     

    では、血糖の値はどのように測定するのでしょうか?
    血糖の検査では、前日の夕食後から絶食し、朝一番(空腹の状態)の採血によって調べられます。
    医療機関で検査する場合は通常、静脈血を使いますが、糖尿病患者が簡易血糖測定器で血糖値を測る場合は、指先の毛細血管の血液を使うため、医療機関の数値よりも10~20mg/dl高値になることもあるようです。血糖の濃度は「動脈血>毛細管血>静脈血」の関係があり、この濃度差によって、結果に差があらわれることがあります。

    ≪基準値≫
    空腹時血糖…70~109mg/dl

     

    ◎糖尿病の診断基準

    ①早朝空腹時血糖値126㎎/dl以上

    ②75g糖負荷試験で2時間値200㎎/dl以上
    ③随時血糖値200㎎/dl以上
    ④HbA1cが6.5%以上
    ⑤早朝空腹時血糖値110㎎/dl未満
    ⑥75g糖負荷試験で2時間値140㎎/dl未満

    ①~④のいずれかが確認された場合は、「糖尿病型」と判定。※1
    ⑤および⑥の血糖値が確認された場合は「正常型」と判定。
    上記の「糖尿病型」「正常型」いずれにも属さない場合は「境界型」と判定。

    ※1 糖尿病型の高血糖が別の日に2回確認できれば、糖尿病と判定。
    ただし、HbA1C≧6.5%の場合や、糖尿病の典型的な自覚症状(口渇、多飲、多尿、体重減少など)がある場合、確実な糖尿病網膜症がある場合は、同時に血糖値が糖尿病型を示していれば1回の検査だけでも糖尿病と診断。

     

    dm_graph

    日本糖尿病学会:糖尿病の分類と診断基準に関する委員会報告より引用改変

     

     

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