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  • 2016.09.01 情報

    高血圧の知識 PART1

    こんにちは。
    パーソナルトレーニングジム REN 三軒茶屋です。

     

    ところで、皆さんは、「高血圧」について考えたことはありますか?

    よくご存じの方も、そうでない方も今一度、ご自身の健康のために「高血圧」について考えてみませんか?

    今後の健康管理にきっと役立つはずです!

     

    ◎高血圧とは?

    血圧とは、血液が全身に送り出される際、血管にかかる圧力のこと。

    ご自身の血圧が日々どのくらいあるのか、ご存知ですか?

    私たちの血圧は、ちょっとしたこと(運動する、寒さを感じる等)で日々変化しています。

    しかし、こうした一時的な血圧の上昇は、「高血圧」とはいいません。

    高血圧とは、安静時での血圧が慢性的に基準値よりも高い状態をいいます。

     

     

    ◎収縮期血圧と拡張期血圧について

    血圧測定をすると、よく上が~下が~とか、最高血圧~最低血圧~といったように2つの数値で示されます。

    心臓はポンプのように収縮と拡張を繰り返し、毎分4~5ℓもの血液を全身へ送っています。心臓が収縮すると大量の血液が送り出され、血管に大きな圧力がかかります。この時の血圧を収縮期血圧といい、最高血圧ともいわれます。
    反対に心臓が拡張すると、血液の流れはゆるやかになり、血管にかかる圧力も低下します。この時の血圧を拡張期血圧といい、最低血圧ともいわれます。

     

    ◎血圧の目標値とは?

    血圧の降圧目標値は、実は年々厳しくなっている傾向にあります。

    日本では、2014年4月に改訂された日本高血圧学会による「高血圧治療ガイドライン2014」が、現在基準となっています。

    ガイドラインによると、診察室で測定した血圧(病院・診療所等で医師・看護師により測定された血圧)が140/90mmHg以上、家庭で測定した血圧が135/85mmHg以上を、「高血圧」としています。

    上記のように、高血圧とみなされる基準値が2つあるのは、高血圧の方に限らず一般の人でも、病院や診療所で測ると家庭よりも高い数値が出ることが多いことがわかっているからです。
    家庭ではリラックスした状態で測定できますが、診察・検診時では、家庭よりも緊張状態になりやすく、血圧値が上昇しやすいとされます。診察室で測定した血圧は「診察室血圧」(または「随時血圧」)と呼ばれ、家庭で測る「家庭血圧」に比べると、収縮期血圧で20~30mmHg、拡張期血圧で10mmHgも高くなる場合もあります。

     

    ≪白衣高血圧と仮面高血圧(逆白衣高血圧)≫

     

    白衣高血圧:診察室血圧が140/90mmHg以上で高血圧、家庭血圧が135/85mmHg未満で高血圧でない場合。白衣高血圧は積極的に治療せず、経過をみる場合が多い。

     

    仮面高血圧(逆白衣高血圧): 家庭血圧が高血圧で、診察室血圧が高血圧でない場合。仮面高血圧は心筋梗塞などの心血管系の病気になるリスクが高く、要注意!治療が必要な場合もあります。仮面高血圧(逆白衣高血圧)は、仕事や家庭などで精神的ストレスを抱えている方、ヘビースモーカーなどでみられることが多いとされます。

     

    血圧が気になる方は診察室血圧と家庭血圧の数値を比べてみてはいかがでしょうか。 血圧は日々変わるものなので、毎日測定することで、自身の血圧の傾向が把握できます。多少の数値の変化に一喜一憂するのではなく、ある程度の一定期間、推移を見守ることが重要です。

     

     

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    ※日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2014」より

     

    下記の表にあるように、年齢や合併症などの疾患により、目標値がやや異なります。

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    ※日本高血圧学会「高血圧治療ガイドライン2014」より

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